【バンド】『気まぐれなラビリンス』リリースにあたり使った機材メモ
こんばんは、須藤ストラです。
2017年に始動しました新宿発アイドルポップロックシューゲイザーバンド Mint kit sand では、2018年に初めての3曲入りシングルCD『Special time』をリリースしたのですが、今年の2019/04/28に東京流通センターで開催された音系・メディアミックス同人即売会M3にて、2枚目の3曲入りシングルCD『気まぐれなラビリンス』をリリースしました!(やったね!)
【お知らせ】
— Mint kit sand@春M3ありがとう✨ (@Mintkitsand) April 21, 2019
4/29に開催されるM3にて頒布予定のNEWシングル『気まぐれなラビリンス』のクロスフェードを公開します! pic.twitter.com/Gacd87htDv
通販もやってます!(ちなみに自家通販担当です)
気まぐれなラビリンス | Mint kit sand https://t.co/9KSHJF6qXX #booth_pm
— Mint kit sand@春M3ありがとう✨ (@Mintkitsand) May 12, 2019
YouTubeの動画説明欄には記載してましたが、春M3で頒布した新譜『気まぐれなラビリンス』の自家通販を始めました!ライブまで待ちきれない方、遠方の方は是非お求めください☺️
前回に引き続き、一部ギター演奏を担当しているのですが、そこで利用した機材のメモと小話をひとつさせていただきます。
ギター : Fender Jazzmaster 1963
前回に引き続き、ヴィンテージのFender ジャズマスターです。全部ハーフトーンで録音したのも変わらず。シングルコイルのギターだと、フロントだと少しこもる、リアだとカリカリしすぎるという感覚があるため、2ピックアップだとハーフトーン、ストラトはセンターピックアップを使っています。
初音源製作後ライブをするにあたり、ギターを手軽に持ち出せないという問題が発生していたのですが、音源を作る際のギターは Fender、スタジオ練習やライブで演奏する際のギターは Astronauts guitar というハンドメイドブランドのジャズマスタータイプを購入することで解決しました。そのため、このジャズマスターは録音時に満を持して使うギターになりました。
ただ、録音用とするとどうしても弾く機会が減ってしまいもったいないなぁという気持ちも出てきています。ジレンマですね。
エフェクター : Keeley BD-2 Mod Phat Tube
シングルコイルのギターを持っているならこれは必須と言っても過言ではない BOSS BD-2 Blues Driver の Keeley モディファイです。ちなみに Keeley は数年前にモディファイをやめており、現在は Keeley 設立メンバーが立ち上げた Mammoth Electronics が同様のものをモディファイで製作しています。
購入当初とは異なり、BOSS のアップグレードモディファイの流行はそれを BOSS 自身が行う WAZA Craft シリーズによって収束し、基本となる出音もクランチからトランスペアレント系と呼ばれるものが流行っている昨今ではありますが、未だに外せないエフェクターですね。
エフェクター : BOSS MS-3
今までありそうでなかったスイッチャー兼マルチエフェクター。
これまで利用していた機材の前後に各種エフェクトをかけることが出来て、その種類も豊富かつ定番はしっかり押さえているので、「試したいエフェクトがあるけど、その度にボードを組み替えないといけない」ということがなくなります。
弊バンドでは主にリズムギターを担当しているので、「少し歪を足したい」「薄くコーラスかけたい」「ディレイとリバーブで残響音を付けたい」というのが利用用途になります。
このアイディアをこれまでの機材で実現するとなると、コンパクトエフェクターを都度入れるか、LINE6 M9等の大きいマルチを入れる必要があり、「持ち運びしんどいからやめるか」となることも多かったのですが、この機材の導入で実現が可能になりました。
アイディアを手軽に実現する、って所では ZOOM Multistomp も手軽さ・コスパ・品質全てを備えた大名機なのですが、サイズの都合仕方ないながらもスイッチングだけがイマイチなので、やはり MS-5 が一番という結論です。
エフェクター : Pigtronix Mothership Analog Guitar Synthesizer
今回の目玉と言っていいかもしれないギターシンセサイザー。
岸田教団&明星ロケッツのギタリスト、はやぴーさんが曲中で効果的に利用していることで一躍有名になったエフェクターなのですが、まぁ使い所が難しい。
それが、今回のリード曲「気まぐれなラビリンス」を作ったいのっぴさんに「なんか変な音出して良いですよ」という許可をいただき、コレクションとして買っていたこれがようやく陽の目を見ることになったのです。曲中で言うと、ひと回し終わった後の「ピャー」とか「ポー」とか「キュワワワワ」って鳴ってる所がこれを使ったポイントになります。ふざけてるのかと思われるかもしれませんが、もうこう言う他ない音なので…。
基本は単音でしか使えないのですが、和音で鳴らした時のぐちゃぐちゃになる音も使えば面白い音が出せるかもしれません。「ノイズをかっこよく出す」というのもなかなか練習が必要ですわね。
今は後継機が出ていて、普通のコンパクトエフェクターまでサイズダウンしているのですが、やはりそれなりのお値段がするのと、見た目にこの機種程のときめきを感じないので、購入は今の所見送っています。
アンプ・キャビネットシミュレーター : Fender Super Sonic 22 Head + Two Notes Torpedo Live
アンプとキャビネットシミュレーターも前回同様この2つ。
アンプはとにかく良いクリーンが出るってことで買ったのですが、最近はスタジオで Marshall 使ってリードを弾く楽しさを知ってしまったり、そもそもモダンなクリーンの方が使いやすいんじゃないかという流れもあり、今後どうなるかは分かりません。
また、キャビネットシミュレーターは少し前まではこの機種が最高機種の1つくらいの立ち位置だった気がするのですが、今は Universal Audio の OX が気になっています。が、べらぼうに高い…。それよりか、オーディオインターフェースを良いものにした方が良いんじゃないか、というのもあります。
まとめ
ギター演奏と機材収集は全く別個の趣味ですが、後者の方も最近はひと段落してきた気がします。嵐の前の静けさかもしれないですが。
曲に合わせて、どのような気持ちで向かうか、どのような演奏をするか、というのはインタビュー雑誌とかでよく注目される部分ではありますが、それ以外にも適材適所で使うものを選べたらより面白いものが作れるのではないかな、と思います。次はギターの使い分けとかやってみたいですね。