【バンド】『Special time』リリースにあたり実施した作業メモ
こんばんは、須藤ストラです。
前回の記事で書きましたバンドでの初音源『Special time』を携え頒布したイベントも盛況にて終わり、次は初ライブやるぞー!と意気込んでいます。
対外的にバンド活動をやるのって実は初めてなので、バンドマンっぽいなー、ってことをやるのが、何というかムズムズしますね。
新宿発アイドルポップロックシューゲイザーバンド「Mint kit sand(@Mintkitsand)」始めました。
— 須藤ストラ@7/7池袋Mono虚無フェス (@sudostrat) 2018年5月16日
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7/7(土)池袋でボカロ系主催ライブ:https://t.co/ZUP1ToXi6G
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2018年7月7日土曜日 池袋Mono にて、弊バンドとカラスヤサボウさん率いるニネムルの合同主催ライブを企画しました。予約は既に開始しておりますので、是非是非1人でもご友人をお誘いしてでもお越しいただければ、と思います。
また、バンドとしてはライブを企画するだけでなく、ウェブサイトを開設したり、頒布したCDを通販でお求めいただけるようにしたり、と細々したこともやりました。
今回は、CDを作るにあたり、準備したあれこれを忘れないうちにまとめようと思います。
弊バンドの強み
弊バンドは、ボーカル、ギター2人、ベース、ドラムの5人組なのですが、ボーカル含め全員がDAWをそれなりに触れて、ボーカル以外の全員が作詞作曲編曲できる、という所が強みかな、と思っています。
「楽曲制作はデータの受け渡しで出来る時代ですよ!」なんて言われてから久しいものですが、実際DAW触れて1人で録音出来て、って出来るようになるまでそれなりに時間がかかるもので、それが既に全員出来るってのはなかなかに得難いものです。もちろん、プレイヤーとしても皆しっかりしてる、というのもありますし、そうなると更にですね。
インターネット(というかニコニコ動画)的な言い方をすれば、ボーカルは歌い手、それ以外は全員ボカロPという布陣です。
作業フロー(音源製作編)
- 各々で録音(ギター・ベースは宅録、ボーカルはスタジオの録音ブースで1人で録音、ドラムはスタジオでマイクを立てて録音)
- 曲作った人がミックス(今回はinoppiさん、のーねーむさん、私が担当)
- ミックスした音源をマスタリング(音を揃えるためすのほわさんが担当)
前回の記事でも少し話したのですが、基本的に私のギターは全部自宅で録っていて、残りのギター(inoppiさん)とベース(スーパーマエハマさん)もそれぞれの自宅で録ってもらったものをそれぞれで音作りしています。
ギターのinoppiさんには、うちの録音環境も試してもらいましたが、結局自宅で録った方が気楽に出来るということで録ってもらいました。
ベースのマエハマさんには、何故か家にあったプロミュージシャン御用達の機材、AVARON DESIGNのU5というDIを貸して、こちらも家で弾いてもらったはず。
ドラムののーねーむさんには、スタジオ録音をお願いしました。こちらは後述。
ボーカルのすのほわさんには、空いた時間に1人で小さいブースのあるスタジオへ行ってもらって、そこで録音してもらいました。周りが閉じた所で録った音は自宅で録った音以上にキレイに録れるし、ミックスする時にも混ぜやすいなー、という印象でした。
今回はスタジオに1人で行って録ってもらったのですが、ここはこう歌って、みたいなディレクションできるブースがあるスタジオで録るのも面白そうだなー、と思いました。スタジオでの練習だと、他の楽器が出す音と重なるため、ボーカルが普段どうやって歌っているか、って実は分かりにくくて、そこを細かく詰められたら、音源のみならず、普段の演奏もより良いものが作れるんじゃないかなー、と。
録音素材が出揃い、各自でミックスした後、それをまとめてボーカルのすのほわさんがマスタリングする、というのも弊バンドならではの作業フローといった所です。ミックスやマスタリングのチェックで細かい所を修正できるのも、各々が音を触れるからこそですね。
作業フロー(ドラム録音編)
今回の音源製作、目玉の1つは間違いなくドラムのスタジオ録音が挙げられます。
もちろんプロのミュージシャンであれば当たり前なのですが、宅録でドラムをスタジオで録音しよう!となると、時間とお金と何より人手がいるので、打ち込みの音源を使う人がほとんどなんですよね。その打ち込み音源もクオリティが高いものではありますが、一度やってみたい!という気持ちがあり、今回トライするに至りました。
録音については、スタジオを借りて、ドラムセットの前に何本ものマイクを立てて録音を進めていきます。ドラムやマイクのセッティングには、神戸からの強力な助っ人としてラゾさん (@lazo8258) にご協力いただきました。録音に利用する機材(MTR)も準備いただきました。
また、のーねーむさんの演奏も冴え渡り、当初は1曲だけ録音する予定が大幅に巻き、もう1曲追加で録ることも出来ました。ちなみに録音した曲は、CDのリードトラック「Special time」と拙作の「砂漠の花に水を遣る」、2曲になります。
そして、録った音も相当良く録れていて、初めて聴いた時は比喩ではなく軽く後ろにのけぞりました。椅子に背もたれがあって良かった。
作業フロー(撮影編)
これも今回の目玉(と思っている)のが、ジャケット撮影です。
最初は、イラストを依頼してそれにするか、写真に撮るかかなー、と考えていたのですが、撮影やってみるか!ということで、撮影することになりました。
撮影するイメージについては、なんとなく考えていましたが、前述の通り、弊バンドはインターネット的なバックグラウンドもあり、と言うか顔出しはキツい、しかし変な光を入れるわけにもいかない、顔を隠した上で良い写真が撮れないか、ということをまず考えました。元ネタは、アーティスト写真で全員顔を隠していた初期パスピエです。
撮影については、背景から足元まで白一色の白ホリゾントが準備されているスタジオで行い、カメラマンには、いつもお世話になっている市倉ミズキさん (@aremacy) にお願いしました。
スタジオを使っての撮影も初めてですし、自身含めて撮影にも慣れていないメンバーも多い中、並びやポーズを提案いただき、おかげで素敵なジャケットを作ることができました!
また、ジャケットや盤面のデザインはのーねーむさんにお願いしました。ロゴの製作もやっていただいて、リリース直前は作業量がパンパンになっていたので、他にツールを触れる人を増やす等、デザイン周りの作業を軽くできるかが今後の課題です。
まとめ
個人でのCD製作はしたことはあったものの、バンドメンバーで作業を分担して1つのものを作り上げることが出来、とても良い経験を得ることができました。
また、製作したCDも素晴らしいものが出来た、という自負がありますので、是非お求めいただければ、と思います。
そして現在はライブに向けてあれやこれやと準備している所ですので、そちらもお楽しみにいただければ、と思います。
ではでは。