ストラとキャスター

今のところ音楽を掘り進む方針

【音楽】2016年によく聴いたCDアルバム10枚をあなたにオススメしたい

明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。

ストラです。

 

年も明けたし、2016年によく聴いたアルバム(≠2016年に出たアルバム)10枚をリストアップして、オススメと振り返りを一緒にやっていこう、という記事です。

著者の音楽遍歴

とても大まかな音楽遍歴は以下の通りです。

  • はじめて買ったCDはKICK THE CAN CREWの「性コンティニュー」
  • 18歳まではスペースシャワーTVで流れていたMV、それ以降はボカロや音楽系のまとめサイトを情報源
  • 聴くのはほとんど邦ロック
  • 行ったフェスはCOUNT DOWN JAPAN、RUSH BALL、見放題
  • 2016年にTokyo Idol Festa(TIF)へ行ったのをきっかけにアイドルの洗礼を受ける

 

2016年の10枚

オワリカラ『ついに秘密はあばかれた』

「2016年にこれは外せないだろ」ってことで。

リリースしてからかなり経っていますが、未だに聴いて驚く所がある、なんとも不思議なアルバムです。

満を持してのメジャーデビューで、セールスとか認知が広がったかとか、気になることは山ほどあるのですが、以前ブログに書いた、オワリカラアイドルネッサンスのバックバンドを務めたライブが2016年のトピックだったな、と思います。

その時のワンマンライブは、Blu-rayで映像化するから皆買おうね!

メジャーデビューしたし、今年あたり、アニソンのタイアップで一発当ててくれないかな―、と考えてます。

原作が結構年期入ったマンガのリメイクとかハマりそうな気がするんですが、いかがでしょうか。

 

宇多田ヒカル『Fantôme』

他に2016年のトピックと言えば、宇多田ヒカルが人間活動から復帰した、ってことでしょう。

もうCDというリリース体系で、これだけ待ち望まれるものは今後ないだろう、くらいの衝撃があった覚えがあります。

アルバムのリリースは8年ぶりでしたが、聴いていて驚いたのは、歌が前以上に上手くなっていることと、音が鮮明でとにかく良いって所でした。

しっかりお金と手間と時間がかかっていることを感じられる、って最近あんまりなかったなぁ、とも思いました。

そして、一時流行ってた実力派とか日本的なR&Bシンガーって、最近めっきり話を聞かなくなりましたよねぇ…。

 

RIP SLYME『GOOD TIMES』

2016年に毎年大阪でやってるRUSH BALLっていうロックフェスに行った時に、RIP SLYMEのライブを初めて観たのですが、これが飛んではしゃいで歌ってで、とにかく楽しくてですね。

ただ、同時に「割と最近リリースしたであろう曲が分からない」ということにもぶち当たりまして。

「楽園ベイベー」から知って「熱帯夜」あたりで止まったんですが、こういう人僕だけじゃなくて結構いる、って信じてます。

そこでベストを聴いたら、やはりかっこよかったので繰り返し聴いてました。

もう皆40過ぎてるおじさまですが、揃えの衣装はかっこいいと同時にキュートで、さながらアイドルを見ているかのようでした。

 

the telephones『BEST HIT the telephones

2015年に活動休止してから、メンバーはそれぞれの活動を行っているthe telephones

曲はそこそこ知っていたのですが、初めてリリースしたCDの『JAPAN』を聴いた時に、「これ曲、ってやってCDにして良いんか…。」と絶望した覚えがあって、そこから流行った後もアルバムには手を付けていませんでした。

あの残念な感じは、Bloc Party『Silent Alarm』とかぶるものがある…。

ただ、活動期間中、とにかくフェスでは盛り上がるバンド、と言われていただけあって、ベストにある曲はとにかくアガる、で少しセンチメンタルな曲もあり、と良いバンドだったんだなぁ、と思いました。

あと、「DISCO」っていう言葉で、いわゆるニューウェーブを大分分かりやすく聴けるようにした功績はすごい、とも思います。

 

ナカムラリョウと前未来『空想音楽』

バンドthrowcurveやThe Future Ratioのボーカリスト、最近では科楽特奏隊のギタリスト、ラブリーサマーちゃんやおやすみホログラムのサポートギターを務める中村遼のソロプロジェクト、ナカムラリョウと前未来のCDをよく聴いていました。

原則ライブ会場だけでしか購入できなかったのが、ゴールデンウィーク限定で通販をしていたので手に入れました。

ニューウェーブやテクノを根本に、大人のダンスミュージックがとてもしっくり来ます。

「空想音楽」の歌詞がとにかくロマンティックなんですよねー。

 

3776『3776を聴かない理由があるとすれば』

静岡のローカルアイドル、井出ちよのさんのソロプロジェクトである3776のフルアルバムなのですが、Amazonレビューの異質さが以前から気になっていまして。

それで聴いてみたらそう言いたくなるのすごく分かるわ、という素晴らしさでした。

3776、というのは富士山の標高が3776mであることから付いた名前なのですが、アルバムもそれに倣って3776秒、という偏屈っぷり。

アルバムを聴くことで富士山へ登る道のりを体験できる、というコンセプトもあり、曲はテクノポップニューウェーブを基調としながら、歌詞はアイドルらしいものになっている、というバランスが素敵でした。

 

踏み絵サンダルス『ワルシャワ

ボーカロイドやUTAUを用いて楽曲制作をしている、ぷにまるさんがメンバーとして活動されている踏み絵サンダルスのアルバムです。

曲はなかなかヘンテコと言うか、「絶対、初期のスパルタローカルズ好きそう!」と思えるような曲が並んでいます。

関東中心に活動されているそうなので、一度ライブも観てみたいなぁと思っています。

 

James Chance & The Contortions『Buy』

セックス・ピストルズとか、ラモーンズのパンクロックが流行った後に来た流れの1つに「ノーウェーブ」 という流れがあると知り、そこから『No New York』、このアルバム、と続きました。

「ノーウェーブってニューウェーブみたいなものかなぁ」と思っていましたが、その予想は半分当たり半分外れで、ファンクとパンクを合わせてそのまま、という認識です。

…多分違う。

しかし、このジャケット、未だに男なのか女なのかよく分からない。

 

My Bloody ValentineLoveless

今まで聴いたことなかったんか、っていうのは、温かい目で見てあげてください…。

2016年に発売されたギター・マガジンという雑誌で、「ジャズマスター」というエレキギターが特集されていたのですが、そこでまず名前の上がったギタリストが、My Bloody Valentineケヴィン・シールズでした。

ギターとシンセ、けだるいボーカルの相性で多幸感がふわふわと出てくる感じが、サイケデリックな感じもあり。

いわゆる名盤を押さえてない所が多々あるので、今年も少しずつ聴いていきたいなー。

 

The Art Of Noise『Who's Afraid of The Art Of Noise?』

「2016年はニューウェーブを理解しよう!」というテーマで、洋楽を少し聴いていたのですが、その中でもハマったのがThe Art Of Noiseでした。

ニューウェーブと言うと、いわゆるピコピコパンクってイメージがあったのですが、このグループはアンビエント的な要素が多いテクノで、中でも、色々な曲や音から一部を切り出して、その組み合わせで曲を作っていく「サンプリング」という技法をいち早く取り入れたグループでもあります。

その技法を取り入れたトラックを作っているのがヒップホップのトラックメイカーですね。

ちなみに、Mr.マリックのテーマソングは、このグループの曲から取っているそうです。

 

まとめ

2017年の目標に星野源のルーツに触れる」というのを掲げていまして、まずはモータウンレコード周辺と細野晴臣を追いかければ良いのかな、と考えています。

あとは、アイドル楽曲大賞という毎年良曲のアンケートを取るイベントがあるらしく、その辺りも追っていけたらなぁ、と考えています。

 

ちなみに、僕は普段PCで音楽を聴く時はiTunesを使っているのですが、曲一覧を表示する所で追加日オプションを付けておくと、いつライブラリに追加したかが分かるので、月ごと、年ごとといったものをまとめる時にとても便利です。

今年も良い曲にたくさん出会えたら良いですね!

 

ではでは。