【音楽】アイドルグループ「アイドルネッサンス」とロックバンド「オワリカラ」の共演で予想される2、3のこと
急に気温が下がってきましたが、皆様風邪など引いてはいらっしゃらないでしょうか。
こんにちは、ストラです。
新しくはてなブログでブログを開設しました。
これまでは、niconicoにあるブロマガを利用していたのですが、音楽紹介になると途端に動画が貼りづらい、ニコニコ動画にあるMVは転載がほとんど、っていう状態から「やりにくいなー」と思い、新しく作りました。
アップした動画やウケの良さそうなマンガアニメゲームについてはブロマガ、それ以外の全てははてなブログ、と使い分けようと思います。
で、今回は「発表された時に大興奮したのは世界で自分くらい」と勝手に思っているあるニュースについて、お話しようと思います。
8人組アイドルグループ「アイドルネッサンス」のワンマンライブに、ロックバンド「オワリカラ」がバックバンドとして参加する、というニュースです。
アイドルネッサンスが11/6(日)に行う4thワンマンライブ「お台場で迸るネッサンス!!」にて、ワンマンライブでは初となるバンドセットでのパフォーマンスを披露することが決定した。この日のワンマンライブはこれまでの積み重ねを表現する、歌とダンスのみで行うセットと、新たな試みであるバンドセットでの2部構成にて行われる。
この記事を見た時、最初は「やったー!」という喜びではなく、「…どういうこと?」という疑問でした。一見、この2グループほとんど関連が無い。
が、少しずつ考えていくうちに「やるならこの組み合わせ以外ないのでは?」と、今からライブが楽しみでしょうがなくなってきました。
アイドルグループ「アイドルネッサンス」とは
多くのアーティスト、俳優、お笑いタレントが所属するプロダクション、株式会社ソニー・ミュージックアーティスツが2014年1月、40年目にして初めて立ち上げたアイドルプロジェクト。
2014年5月4日の「アイドルネッサンス候補生初ライブ」を経て、正式メンバーが決定。
プロジェクトネーム「アイドルネッサンス」を正式にグループ名として活動を開始。
SMA初のアイドルグループで、新井乃亜、南端まいな、比嘉奈菜子、石野理子、宮本茉凜、石岡古宵、原田珠々華、野本ゆめかの8人組。
結成当初から、1950年代(美空ひばり「お祭りマンボ」)から最近の楽曲(ASIAN KANG-FU GENERATION「君の街まで」、supercell「君の知らない物語」)まで、歌とダンスで表現する「名曲ルネッサンス」をテーマに活動しているグループでもあります。
要するに全曲カバーなのですが、チョイスは歌謡曲からJ-POP、最近のロックバンドにアニソンまで、曲調もしっとりしたものから騒がしいものまで幅広く、かつその選曲も絶妙です。
このテーマの何が素晴らしいか、というと、この2点です。
- 曲の組み合わせによってグループの活動にストーリーを付けることができる
- 中高生の女子達がカバーすることで歌詞から原曲とは違った意味を引き出すことができる
特にその部分を顕著に表せているのが、Base Ball Bear『17才』のカバーである、と思っています。
原曲:
カバー(この時はメンバー7人だったみたいです):
原曲では、「過去を振り返って17歳こそが全てだった」という過去を振り返る一面があるのに対して、このカバーでは、「今、もしくはこれから17歳の子達が活動するアイドルグループであること」「今こそが全てであること」と提示できています。
ちなみに、Base Ball Bearのギター・ボーカルでバリバリの在宅派*1である小出祐介も、アイドルネッサンスの活動に影響を与えているとかなんとか。
カバーしている曲は、Base Ball Bearを始め、サンボマスター、KANA-BOONとロックバンドの曲も多く、オケ自体もかなり良いのですが、数回ライブを観て「生バンドでやったらすごいだろうなー」と思っていました。
ロックバンド「オワリカラ」とは
そんな中で発表された、バックバンドにオワリカラ出演決定のニュースです。
2008年結成。gt.voタカハシヒョウリの歌世界とメンバー4人のアンサンブルは激しく耽美、変幻自在。
「終わり」と「始まり」二つの言葉が示すとおり、ポップとアヴァンギャルド、未来と過去の架け橋となる「最重要」ロックバンド。
アイドルネッサンスと同じくSMA所属のグループで、タカハシヒョウリ(ギターボーカル)、ツダフミヒコ(ベース)、カメダタク(キーボード)、カワノケンタ(ドラム)の4人組ロックバンド。
長年インディーズで活動していましたが、今年の5月に人間椅子や筋肉少女帯の所属する徳間ジャパンから『ついに秘密はあばかれた』でメジャーデビューを果たしています。
僕はこのオワリカラというバンドがとても好きで、ワンマンやらフェスへも行ける限りは足を運ぶようにしているのですが、魅力を大まかに言うと2つ挙げます。
- メンバーそれぞれ外面やパフォーマンスが立っている
- 印象的なリフ*2を中心に、サイケデリックロック、ニューウェーブ、歌謡曲、フォーク、プログレッシブロック、テクノ、ファンク、ノイズ、特撮音楽が混ざったり、別個に存在する音楽性
オワリカラ『swing』
映像は極彩色、ギターはカート・コバーンやジミ・ヘンドリックスと同じ左利き、ベースはどこかのシャーマンみたい、キーボーディストはニヒル、ドラマーはガタイが良い、と、派手さと各々の外面的なキャラが分かるMVです。
曲はノリの良い物でありながら、一言で言い表しづらい物でもあって、この曲であれば、サイケデリックロック、ニューウェーブ、ノイズを足してそのままにしたような印象もありますが、こう言っても言葉だけで聞いてもよく分からない気もします。
音源にはなっていませんが、ライブでは、EGO-WRAPPINの『くちばしにチェリー』をカバーしていたこともありました。
それでどうなる
極彩色をバックに踊る白い衣装を着た女の子たちが見える
アイドルネッサンスは写真同様、真っ白の衣装を着てステージに立っていて、正統派のたたずまいを見せているのですが、その後ろには内外共にサイケデリックな面々が並ぶ、という「前後見た目のギャップ」が出ることが予想されます。
その絵面だけで面白い。
オワリカラが普段ではやらない爽やかな曲をカバーする
オワリカラが普段やらないような曲調の演奏をすることは間違いありません。
そのアレンジが音源に近いものになるのか、それとも違った形になるのかは分かりませんが、どちらにしろ、これもなかなか見れないものになるはず。
アイドルネッサンスのオワリカラ『踊るロールシャッハ』カバーが見れる
今回のライブでは、オワリカラの『踊るロールシャッハ』という曲をカバーすることを発表しています。
本人たちの演奏をバックに、歌い踊るという部分が普段なかなかないような出来事にも思えます。
注目するポイントとしては、歌詞がかわいくなるだろうというポイントがありまして、2:10からの「犬じゃない猫 猫じゃない犬 犬犬猫猫ワンワンニャーニャー」、2:50からの「チュールチュー」の2つが挙げられます。
また、振りはライブで、「ロールシャッハ」の「ッハ」って部分で片手を上げて手を広げる、というやつがありまして(1:23あたり)、それが当日の振りで入っているんじゃないかなぁ、と予想しています。
ライブへ行こう
ということで、行くと間違いなくヤバい何かを見れる雰囲気がする、アイドルネッサンス4thワンマンライブ「お台場で迸(ほとばし)るネッサンス!」は、2016年11月6日日曜日にZepp Divercityで、15時半開演予定です!
僕はこのニュースが出る前からチケット取ってて、シンクロニシティによる興奮がすごいですが、是非行きましょう!
ではでは。